手軽に使える、でも奥が深い——ニトリ「野菜調理器セット(S Days)」のお手入れストーリー
料理好きの私が最近いちばん「買ってよかった」と感じているのが、ニトリ野菜調理器セット(S Days)です。スライサー・おろし・千切り・細切り・受け皿が一体になった便利なセットで、コンパクトながら本格派。
けれど使ってみてわかったのは、“便利さ”の裏にある“お手入れの奥深さ”でした。
◆ 初日は「うわ、こんなに細かく切れる!」の感動
最初に使った日は、カレーを作る日でした。玉ねぎをスライサーでシャッシャッと数回動かした瞬間、「え、包丁より薄い!」と声が出たほど。しかも、力がいらない。普段は涙で目を押さえながら切っていたのに、まったくストレスなし。
ただし調理後、流し台に残ったスライサーを見て思いました。「これは、刃の間に野菜の繊維が入り込みそうだな」と。
◆ お手入れで感じた“小さな気づき”
その夜、いつものように食器と一緒に洗おうとしたら、スライサーの隙間に人参の細い繊維が絡まっていました。指で取ろうとした瞬間、軽く指先を切ってしまったのです。ほんの小さな傷でしたが、「あ、便利な道具ほど丁寧に扱わなきゃ」と反省。
それからというもの、お手入れのルールを自分なりに決めました。
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使い終わったらすぐ水に浸けない
→長時間つけ置きすると、刃の接合部が曇りやすくなる。 -
食材が乾く前にサッと水流で洗う
→細かい繊維がこびりつく前に流すのが一番ラク。 -
100均の“歯ブラシ型キッチンブラシ”で軽く磨く
→毛先がちょうど刃の隙間に入って、細かい汚れもきれいに落ちる。
この3つを意識するようになってから、洗い物の時間が半分になりました。
◆ ある日、油断して放置したら…
ただ、一度だけ油断した日があります。休日の昼食づくりでキャベツの千切りをしたあと、「あとで洗おう」と思って外出。
夜に戻ってフタを開けた瞬間、プラスチック部分がうっすら白く曇っていました。乾いた繊維が固着していて、ブラシでは落ちない。仕方なくぬるま湯に中性洗剤を溶かして10分ほど浸け、柔らかいスポンジでくるくる磨くと、少しずつ透明感が戻ってきました。
そのとき、「清潔に保つ=道具の寿命を延ばすことなんだ」と実感。便利なものほど“日々の手入れ”が命だと感じた瞬間でした。
◆ 刃の部分のお手入れと収納のコツ
特に気をつけたいのはステンレス刃の水残り。
洗ったあと、自然乾燥だけだと水跡が残ることがあります。私はふきんで軽く押さえ拭きしたあと、30分だけ日陰干しするようにしています。直射日光はプラスチックの変色につながるので、避けるのがポイント。
また、乾かした後の収納にもコツがあります。
付属のケースは便利ですが、湿気が残ったまま重ねるとカビや臭いの原因に。私は底にキッチンペーパーを1枚敷いてから収納しています。湿気を吸い取ってくれるうえ、見た目もすっきり。週に1回取り替えれば、清潔を保てます。
◆ 毎日の“メンテナンス習慣”が料理のモチベを上げる
意外だったのは、「お手入れを丁寧にするほど、料理がしたくなる」ということ。
清潔で整ったスライサーを見ると、「今日も使いたいな」と自然に思えるのです。これが、道具を大切に扱うモチベーションの連鎖。
特に、ニトリの野菜調理器セットは軽くて扱いやすい分、**“手をかけた分だけ応えてくれる”**感覚があります。
おろしプレートも力を入れずにスルスルと大根が削れるので、使い終わったあとの爽快感もひとしお。お手入れをしながら、「この小さな便利さに支えられてるなあ」と感じます。
◆ 小さな工夫で長く清潔に
最後に、私の“ちょっとした裏ワザ”を紹介します。
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保管前に無水エタノールをひと吹き:除菌と乾燥が一度でできる。
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週に一度、受け皿をクエン酸水でリセット:野菜の酸でできた曇りを除去。
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刃の保護にティッシュを1枚かませて収納:摩擦で刃先を守る。
こうした小さな習慣を積み重ねることで、購入から半年経った今でも、刃の切れ味・透明感は新品同様。
特別な道具を使わなくても、ほんの少しの気づかいで道具は長持ちします。
◆ おわりに
ニトリの「野菜調理器セット(S Days)」は、値段以上に“暮らしの質”を上げてくれる名品です。
お手入れを面倒に思う日もあるけれど、手をかけるたびに「今日もちゃんと使ってる」と実感できる。
そんな小さな充実感が、毎日の台所時間を少し楽しくしてくれます。
次にこのスライサーを手に取るとき、きっとあなたも「お手入れが楽しみ」になっているはずです。

作成日: 2025-11-07 11:36:23
更新日: 2025-11-07 11:36:23
