結婚祝いでもらったル・クルーゼを10年使ってみて
フライパンや鍋などの料理道具を選ぶ際のヒントや体験談をまとめた記事です。
結婚祝いにいただいたル・クルーゼ。憧れの高級お鍋に、まだ20代だった私は大変喜びました。約4キロの大物を膝に乗せて電車に乗ったのは少し恥ずかしかったですが、嬉しさのあまりに4キロという重さを忘れて、帰り道は踊り出せそうなくらいご機嫌だったのを覚えています。
【どんなお鍋?】
22センチはシチューにカレー、おでんなど、煮物はたっぷり3~4人分作れます。鮮やかなオレンジ色のお鍋に最初こそ驚きましたが、内側はクリーム色なので、調理中の見え方は普通のお鍋とまったく変わりません。外側の元気なビタミンカラーは、目に入るだけで毎日の憂鬱なごはん作りの気分を明るくしてくれますし、素敵な鍋に入っていると、いつものお料理もこころなしか美味しそうに見えるものです。

ぱきっとしたオレンジ色。キッチンに彩りを与えてくれます。
【メリット】
この鍋のありがたいところは、挙げたらきりがありませんが、まず外せないのが圧倒的な保温力です。保温力が非常に高いので、同じくらいの大きさの鍋と比べると、明らかに早く、そして柔らかく煮えます。それまでは実家の棚に眠っていた、いつ買ったのかもらったのかもわからないノーブランドの両手鍋でカレーなど作っていたのですが、大きい根菜にはなかなか火が通らず、せっかちな私は先に野菜をレンチンしてから作り始めることもしばしばでした。それが、初めてル・クルーゼを使ってカレーを作った日は本当に驚きました。いつもと同じ材料、同じ作り方で作ったのに、出来上がったものはまるで別物。お肉は柔らかいし人参は角が取れて味が染みこみ、玉ねぎはもちろんとろとろ、じゃがいもに至っては少し煮えすぎてしまったほどです。ともあれ、いつものカレーが手間と時間がかかったような深い味わいになったのです。日々の食事は、「とりあえず火が通って食べられたらOK」と思っていた私にとって、これまでと同じ時間、あるいはそれより短い時間で、より美味しいものが食べられるという体験は衝撃的でした。これはQOL鰻登りです。
「カレーやシチューしか作れないんでしょう?」と思われるかもしれませんね。そんなことはありません。ル・クルーゼで炊いたお米は、土鍋ご飯に負けないくらい美味しく、おこげまで楽しめます。蓋まで重たく密閉性が高いため上手に炊けますし、前述の通り保温力も折り紙付きなので、火を止めたあともホカホカの状態がしばらく続きます。22センチなら4合まで炊けるので、2~3人家族であれば炊飯器代わりに使うのも十分選択肢に入るでしょう。
我が家では鍋料理のときも土鍋の代わりに登場することがあります。鍋料理は弱火で温め続けながら食べているうちに汁が煮詰まりがちですが、ル・クルーゼは火を止めても中が冷めにくいので煮詰まりにくいのが嬉しいところです。テーブルの中央に温かな色合いのお鍋があるだけで、食卓の雰囲気も明るくなります。
熱源を選ばないのも大きな魅力です。いただいた当初はガスコンロでしたが、引っ越してからIHになってしまい、一部の鍋・フライパンは買い替えることになりました。それでも、ル・クルーゼはそのまま使え、変わらず大活躍してくれています。
【デメリット】
気になる点を挙げるなら、やはり重たさでしょうか。取り出すときや洗うときは少し慎重になります。足元の引き出しにしまっていると、取り出す際は腰のことも気にかけなければなりません。いただいた頃はそんな心配する必要なかったのですが、歳は取りたくないものですね。でも、この重さが美味しさや保温力に繋がっていると思えば、上手に付き合っていくしかありません。
また、テフロン加工などではないので、多少の焦げ付きは避けられません。炒めてから煮るタイプのお料理や、粘度のあるシチュー系は、強火を避けて、丁寧に混ぜる必要があります。お鍋を洗うときは、土鍋と同じように焦げ付きには重曹でを使えばある程度きれいになります。我が家はもうこれは長年戦い続けた名誉の傷だよ、勲章だよ、ということにして、使用感も楽しんでいます。

多少の汚れは御愛嬌です。
【総評】
決して安いものではありませんが、文字通り一生物として使えることを考えると、これほど費用対効果の高い調理器具はなかなかないと思います。子どもが赤ちゃんのときは離乳食づくりに、食べ盛りの頃はたっぷり作ることができて、巣立ったあとは夫婦ふたりの炊飯鍋として。もう10年近く使っていますが、壊れない限りもう10年も20年も働いてくれることでしょう。もし子どもが家庭を持つ日が来たら、私もル・クルーゼを贈りたいものです。
作成日: 2026-02-22 07:46:33
更新日: 2026-02-22 07:46:33
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