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大活躍の時短アイテム

調理小物
調理器セット
ASVEL(アスベル)

私にとっての時短アイテムは、時間を縮めるためではなく、私を少し自由にしてくれる相棒のような存在です。
私がそのありがたさに気づいたのは、スーパーでもよく見かける細長いプラスチックのケース、いわゆる「レンジでパスタを茹でる容器」を使ったときでした。
私はずっと、パスタは大きな鍋でたっぷりのお湯を沸かして茹でるものだと思っていました。鍋を出して、水を入れて、火にかけて、沸騰するまで待つ時間が意外と長く感じられます。
ある平日の夜、残業で疲れ切って帰宅したとき、時計はすでに夜の11時を過ぎていました。冷蔵庫にはパスタと少しの具材だけが残っていました。そんなとき、戸棚の奥に眠っていたレンジでパスタが作れる容器を見つけました。「本当にこれで茹でられるのかな」と半信半疑でしたが、水から入れてレンジにかけるだけという説明を信じて、思い切って使ってみることにしました。
レンジが動いているあいだは、火を使っていないのでキッチンを離れても安心でした。私はその間にメイクを落としたり着替えたりして、いつもの“お湯が沸くまでの待ち時間”とは比べものにならないほど、ゆったりと過ごすことができました。
レンジが鳴ってキッチンに戻ると、さらに驚くことがありました。湯切りをするためにザルを出そうとした瞬間、容器のふたに湯切り口がついていることに気がついたのです。鍋を持ち上げて熱いお湯をザルに流す必要がなく、容器を傾けるだけで簡単に湯切りが終わりました。ほんの小さなことですが、そのスムーズさに感動しました。
できあがったパスタはもちもちしていて、とても美味しかったです。けれど、私が一番驚いたのは食後のシンクでした。そこには、お皿とフォークとプラスチック容器だけしかありませんでした。「洗い物がこれだけでいいなんて」と、思わず声が漏れました。いつもなら大きな鍋とザルがシンクにどんと置かれていて、それを見るだけでため息が出ていたので、気持ちがとても軽くなりました。
軽い容器ひとつをサッと洗うだけで片付くので、後片付けの負担が一気に減ったように感じました。
それ以来、平日にパスタを作るときはほとんど大きな鍋を使わなくなりました。お湯を沸かす手間も、重たい湯切りも、洗い物の多さも、この容器が全部引き受けてくれるからです。
この容器の良さは、ただ楽をできるだけでなく、「料理をしなければ」「片付けなければ」と力が入っていた気持ちをふっと軽くしてくれるところにもあると感じます。疲れた日に残ったわずかな元気を家事だけに使うのではなく、美味しいごはんを味わったり、好きな動画を見たりする時間に使うことができるようになりました。
たった数百円の道具ですが、「今夜は少し道具に頼っても大丈夫」と言ってくれているようで、私の心をそっと楽にしてくれました。
もし、仕事や学校帰りに「自炊したいけれど片付けが面倒だな」と思う日があったら、ぜひこの容器を試してみてほしいです。お鍋もザルも使わない身軽さが、きっとあなたの疲れをやわらげてくれると思います。

 

作成日: 2025-11-28 16:25:53

更新日: 2025-11-28 16:25:53