LAFUGO Logo

鉄の調理器具3種の神器|サステナブルに暮らすために選んだもの

転勤族の5人家族です。引っ越しを繰り返してきたので、多用途で収納性の高い台所道具を収集するのが趣味になってきました。5人の食事を効率よいだけでなく、美味しく仕上げるための台所道具の魅力を楽しみながら、キッチンに立つ毎日を過ごしています。

フライパン
鉄フライパン
柳宗理(やなぎそうり)

家族の料理を作り始めて、もう13年になります。
「料理が好き」という気持ちに背中を押され、ほぼ毎日台所に立つことが、私の暮らしの一部。

そんな毎日の中で、10年以上手放せずに愛用している台所道具がいくつかあります。

 

この記事では、その一部をご紹介。日々の料理に欠かせない「鍋・フライパン」にしぼって、我が家の【3種の神器】ともいえる鉄製調理器具の魅力をお話させていただきます。

 

  • 何度も買い替えているのに、また焦げ付く……
  • 長く使えるフライパンが欲しい

  • サステナブルなキッチン道具に切り替えたい

  • 鉄の調理器具って気になるけど、お手入れが難しそう

 

そんなお悩みをお持ちの方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

10年以上使ってきたリアルな使用感、おすすめのポイント、初心者でも安心な使い方まで、たっぷりお伝えします。

 

「重い」は「一生モノ」の証。鉄の調理器具が手放せない理由

「鉄の鍋やフライパンは重い」というイメージ、ありますよね。

手に取った瞬間は、誰でもマイナスに感じると思います。特に、中華鍋のようにブンブン振って調理をするイメージを持っていると、躊躇する重さ。

でも一度使ってみると、「重さ=信頼感」だと実感できること間違いありません。

 

私は中学生のころからお弁当を作ってきて、玉子焼き器は欠かせないアイテムのひとつ。丸いフライパンでは出せない、あの「角がきちっとした」玉子焼きがきれいに焼けると、それだけで一日がうまくいくような予感がするんですよね。

ところが、フッ素樹脂加工(テフロン)の玉子焼き器は、使い続けるうちにこびりつき、加工が剥がれ、玉子はボロボロ。
そして、買い替えの繰り返し……これがとにかくストレスでした。

資源ごみを分別しながら環境を意識する暮らしの中で、何度も調理器具を捨てるモヤモヤに、心は痛むばかり。
この「買い替えストレス」と「捨てる罪悪感」を解決したく、たどり着いたのが鉄の調理器具だったのです。

 

【10年以上愛用】わが家の「鉄の調理器具3種の神器」

実際に10年以上愛用している鉄の調理器具を、それぞれの魅力をそえてご紹介します。

 

1. お弁当がプロ級に!『及源 南部鉄器 玉子焼き器』

これで作る玉子焼きは、驚くほどふっくら。お弁当に入れてもしぼむことなく、ふわふわ食感が楽しめます。
鉄の優れた蓄熱性のおかげで温度が逃げにくく、均一に火が通るからこの味わいになるんだそう。



また、継ぎ目がないシンプル構造なので、汚れがたまりにくく、サッと洗えて清潔を保てるのも嬉しいポイント。

もち手は熱くなりますが、ふきんやミトンで対応すれば難しくありません。
ウィンナーなどのお肉も、焼き目が美しくジューシーに仕上がりますよ。



忙しい朝のお弁当づくりに、これがなくては始まらないと言っても過言ではないお助けアイテムです。

 

2. 焼きそばも目玉焼きも格上げ!『柳宗理 鉄フライパン 25cm』

玉子焼き器で鉄の扱いに慣れたころ、「大きなフライパンも鉄に変えたい」と思って選んだのがこちら。
フェノール樹脂製のもち手は、調理中に熱くならないので楽ちん。

 

25cmサイズは重さがありますが、高い蓄熱効果を活かして、じっくり焼き目をつけて旨味を引き出す調理に相性抜群です。
焼きそばはカリっと、ホットケーキはふんわり焼きあがって、料理上手になれた気分。
シンプルな料理ほど美味しさを堪能できますよ。

 

数ある鉄フライパンの中で柳宗理を選んだポイントは3つ

 

①表面に施された凹凸加工
食材が焦げ付きにくく、最初から使いやすい

②オール熱源対応
転勤族の我が家でも安心して使い続けられる

左右の張り出した注ぎ口
吹きこぼれを防ぎ、蓋を回転させると湯切りまで可能

 

3. 炊飯・煮込み・揚げ物もこれ一台!『ストウブ ピコ・ココット ラウンド 20cm』

炊飯器が壊れたときに試してみたのが、このストウブ。
正直「炊飯鍋って難しそう…」と思っていましたが、初めて炊いたご飯の美味しさにびっくり!
「おいしい」と家族全員が感動するほど、ふっくらツヤツヤのがご飯が炊きあがりますよ。

 

▼ストウブで炊く白ごはんの基本手順(3合までOK)
①強火で沸騰させる
②蓋をして弱火で10分
③火を止めて10分蒸らすだけ!

 


筑前煮、ポトフなどの無水調理では、素材の旨味がぎゅっと凝縮され、味わい深い一品が完成します。

揚げ物をするときも、このストウブが大活躍。油の温度が安定しているので、カリッとふっくらジューシーに仕上がります。

内側は加工済みなので、洗剤をつけて洗える手軽さも魅力。
だた、重さがある分「大は小を兼ねない」ので、家庭に合ったサイズを選ぶことが大切です。

私はアウトレットで買ってから13年、問題なく使っています。お得に購入できる機会があれば、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

「鉄は手入れが大変」は誤解!実はシンプルです

「鉄の調理器具って、お手入れが大変なんでしょ?」
そう思われがちですが、私は負担なく10年以上愛用しています。

 

◎油ならしは最初だけでOK!
最初にくず野菜を油で炒めるだけでいいんです。
使うときは煙が出るまで熱し、油が馴染んだら食材をいれ、いつものように調理するだけ。

 

◎洗い方も簡単!
使用後はたわしでサッと水洗い。すぐに洗えば水がジュワっと温められ、その温度の中で洗うと、汚れはするすると落ちますよ。
ただし、加工品は中性洗剤を使って、熱さが落ちついてから洗ってくださいね。

 

「育てる手間が楽しい」と感じるころには、鉄の魅力にすっかりハマっているはずです。

 

経年変化を楽しむ「一生モノ」道具

鉄の調理器具は、経年劣化ではなく経年変化を味わえるもの。使うほどに油がなじみ、「自分だけの道具」に育っていきます。
「捨てる罪悪感」「買い替えストレス」から解放され、毎日の料理がもっと楽しく、もっと豊かになりますよ。

 

もし、今お使いの鍋やフライパンに不満があるなら、鉄の調理器具を取り入れてみるのもひとつの選択肢。

10年先も使い続けられる「本当にいいモノ」を、あなたのキッチンにも加えてみてはいかがでしょうか?

 

 

転勤族の5人家族です。引っ越しを繰り返してきたので、多用途で収納性の高い台所道具を収集するのが趣味になってきました。5人の食事を効率よいだけでなく、美味しく仕上げるための台所道具の魅力を楽しみながら、キッチンに立つ毎日を過ごしています。

作成日: 2025-07-07 02:39:34

更新日: 2025-07-07 02:39:34