料理をするのに欠かせないアイテムの一つであるフライパン。

さまざまな素材や加工が施されているけど、なにがどう違うのかわかりづらいですよね。

今回は素材別とコーティング（加工）にみたフライパンのメリット・デメリットを紹介します。

 

 

5つの素材別フライパンのメリット・デメリット

①鉄

メリット

・高い熱伝導率

・高い耐久性

・焼きムラが少ない

 

デメリット

・重い

・サビやすい

・手入れが大変

高温調理に適している鉄フライパンは、食材の余計な水分を飛ばしてくれるのでシンプルな肉ステーキや野菜炒めに向いています。写真はバーミキュラの鉄フライパンで、使用前にしっかり煙が出るまで温めてから使用します。

カリッ！パリッ！とした表面の香ばしさもプラスされ、料理のクオリティが高まりますよ。

 

②アルミ

メリット

・優れた熱伝導率

・軽い

・安価

・手入れが楽

 

デメリット

・あまり保温性がない

・傷がつきやすい

レストランなどで使われている印象のあるアルミフライパン。軽くて扱いやすいため、日常使いにおすすめです。

おしゃれな見た目と、手入れの手軽さがいいですね。

 

③ステンレス

メリット

・優れた耐久性

・高い保温性

・サビにくい

 

デメリット

・低い熱伝導率

・アルミより重い

鉄と同様に肉ステーキや野菜炒めなどに向いています。見た目も美しいので、キッチンに吊る下げてインテリアにしてもおしゃれです。

IHに対応した製品も多いのも特徴です。

 

④銅

メリット

・高い熱伝導率

・高い保温性

・サビにくい

 

デメリット

・重い

・変形しやすい

・高価

均一に火が通りやすく、火力を細かく調整できるのでやや上級者向けです。また、調理で微量の銅イオンが溶け殺菌効果が期待できるので、夏場の食中毒対策やお弁当作りにおすすめです。

 

⑤チタン

メリット

・軽い

・高い耐久性

・高い保温性

 

デメリット

・低い熱伝導率

・やや焦げつきやすい

熱が均等に伝わらず焼きムラが生じやすいため、じっくり弱火で加熱する料理や煮込み料理におすすめです。

 

3つのコーティング別メリット・デメリット

素材そのままの商品もあれば、そのデメリットを補うためにコーティングが施されたものも。

①フッ素樹脂

写真はサーモスの取っ手のとれるフライパン。扱いが簡単なので、一番使用頻度が高いです。

メリット

食材がくっつきづらいので調理がしやすく、油も少量で済みます。また、汚れも落ちやすいのでお手入れも簡単です。

デメリット

急激な温度変化に弱いため、熱々のフライパンに水をかけたりするとコーティングが剥がれる恐れがあります。

 

②セラミック

メリット

ツヤのある美しい見た目と、傷がつきにくいのが特徴です。

デメリット

強火での調理には向かないため、弱火でじっくり加熱するのがおすすめです。

 

③ホーロー

メリット

傷や汚れに強いため耐久性に優れています。

デメリット

比較的高価なものが多いことと、衝撃や急激な温度変化に弱いことがあげられます。

また、上記のコーティングが施されていないフライパンは、適した使い方をしないと食材がこびりつきやすいため日々の手入れなど注意が必要です。

 

まとめ

それぞれの素材やコーティングによって、向いている料理や調理方法があることがわかりました。

また、日頃から手入れが必要な素材から簡単に済むものまであるので、自身のライフスタイルに合ったフライパンを見つけましょう。