家庭でおいしい刺身をつくりたい人におすすめ|藤次郎 白紙鋼 柳刃 27cm
フライパンや鍋などの料理道具を選ぶ際のヒントや体験談をまとめた記事です。

藤次郎(とうじろう)は、ホームセンターや家電量販店など一般的なお店で見掛けることはあまり多くありませんが、飲食店の厨房などプロの現場では非常にポピュラーなメーカーで、プロ仕様の高い品質が特徴です。
刃物のメッカである新潟県は燕三条に居を構える老舗メーカーで、創業は1953年。日本の刃物メーカーとして世界的にも広く知られており、多くの賞も取得している日本が誇る包丁メーカーのひとつです。
写真の包丁は藤次郎の柳刃包丁で、刃渡りは27cm。柳刃としては標準的なサイズ感です。
ちなみに柳刃包丁は刺身を引く(切る)ための包丁で、刺身包丁とも呼ばれています。27cmは小アジやイワシのような小型の魚にはあまり適していませんが、タイやソイといった中サイズ程度以上の魚の身を引くのに重宝するほか、鮭やサバなどの身が柔らかく崩れやすい魚を美しく引くのにも活躍します。

現代の一般家庭では、錆びにくく管理が楽なステンレス製の包丁が普及していますが、この包丁はいわゆる「鋼(はがね)」製で、芯材には白紙鋼(しろがみこう)が採用されており、側材に軟鉄が複合されています。
白紙鋼は日本の刃物に伝統的に使われてきた金属で、不純物が少なく純度が高いのが特徴です。高級刃物にしばしば使われる素材で、鋭い切れ味と研ぎやすさ(管理のしやすさ)が大きな利点。つまり、それだけ刺身を美しくきれいに引きやすいということです。
また、メンテナンスにおいては、研ぎやすさもさることながら、やはり品質の高い鋼を採用しているだけあり、比較的「錆びにくい」というのも大きなポイントです。
家庭で使う包丁としてはやや高価ですが、自宅で刺身をつくったり寿司をにぎったりしたいこだわり志向の方に非常におすすめです。品質的にも価格的にも、「これから本格的に日本料理を練習したい」という料理初心者の初めての柳刃にもおすすめ。
このくらいのサイズの柳刃が家庭にあると、とても見栄えします。我が家ではマグネット式のナイフホルダーに包丁を張り付ける形で収納していますが、柳刃の存在感は別格。この包丁がキッチンにあるだけで料理のモチベーションが上がりますし、使うときも身が引き締まる思いで気合いが入ります。
ただし、鋼製の包丁であるということは、メンテナンスが必要不可欠ということでもあります。定期的に砥石で研ぐ必要があるため、ズボラな人にはあまり向いていないかもしれません。
道具のメンテナンスまで楽しめる人、そして料理をこよなく愛する人におすすめしたい逸品です。
作成日: 2026-02-03 02:04:19
更新日: 2026-02-03 02:04:19
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